買取も活発なホビー、プラモ製作のイロハ

説明書を解読

ホビーに限らずマニュアルを確認するのはとっても大切なことです。

箱の中の説明書を読んでパーツが揃っていることが確認できたら、組み立て方と その順序もしっかり頭の中でイメージしましょう。 そして完成形を思い浮かべてニヤニヤしたりドキドキしながらしばらく自分だけの 世界に没頭し、至福のひと時を過ごして下さい。 あらかた空想が終わったら今度は実現させるのに役立ちそうな資料をいくつか探し 参考になる部分は採用していきます。 例えばこの部分はブルーにする予定だったけどこの雑誌に掲載されている作品を 見るとグリーンのほうがかっこいいな、といったことが発見されたら、着色の予定 を変更してさらなる進化をさせるのです。 自分の頭の中での発想だけでは限界がありますので、先輩達がどんなアレンジを してきたかを参考にさせてもらい、より素敵なプラモデルを作り上げるのです。 これは長い歴史のあるホビーだからこそ、今まで多くのマニアを魅了し続けて きたからこそ成せる技で、円熟したジャンルほど多彩なアイデアを拝借する機会 にも恵まれているのです。 雑誌を買い集めるのがもったいないのならインターネットで検索すればいくつもの 自信作がアップされているでしょうし、配色やポーズのノウハウを学ぶ参考書は いくらでも転がっています。 同じ系統のプラモデルをこれから量産していくつもりなら思い切って数冊の雑誌を 買ってしまうのもいいですが、先の事は考えてないのならとりあえずネットで画像 をいくつか観察するだけでもいいでしょう。 近所に完成品を扱っている買取店やホビー専門店があればそこに展示されている 作品を見させてもらってもいいですし、とにかく吸収できる知識はどんどん盗んで 自分のスキルに取り入れていきます。 これでほぼ完全に目標とする完成品の姿が固まってきたので、必要な塗料や道具 もはっきりしてきたから買い揃えておきましょう。 これが足りない、あれを忘れていた、とちょくちょく追加で買いに出かけるのは 無駄も多いし緊張感も途切れてしまうのでよくありません。 ショップがどんなに近くにあるとしても部屋を出て玄関でスニーカーを履いて 外出するのは、作業を中断させることになるので効率もよろしくありません。 自動車でなければ行けないお店だとガソリン代もかかりますし、回数が増えれば 排出される排気ガスもそれだけ増えて地球の温暖化を進行させてしまいます。 つまりエコロジーではない行動なので、買い物は一度で終わらせるように必要に なる品は早めにリサーチしておきましょう。 使うことになるかもしれない、より高いレベルに仕上げるために購入しておいた ほうが無難かも、というアイテムをどうするかは個人の判断にお任せしますが、 しばらくプラモデルに没頭するつもりならこの際に買っちゃいましょう。 買わないせいで作業に集中できなかったり後悔をするくらいなら、よほど高価な ものでない限りとりあえず手元にあったほうが安心できます。 結局最後まで使わなかったとしても新品ならホビー同様ショップで買取して もらえるかもしれませんし、「持っている」ことで得られる安心感を買ったと 思えばいいのです。 ただし他の何かを犠牲にしなければ手に入らない、手が届かないようなものは よく考えてから手を伸ばしましょう。 あると便利そうだけどその資金を捻出するには毎月購入するDVDの数を20枚 から半分の10枚に減らさないとならない、のであれば無理して買っても精神的に 辛い思いをするでしょうし、趣味で嗜むプラモデルですので余裕のもてる範囲で 予算を組んだほうが健全です。 バイトを増やしてもいいから買いたい、と熱中してしまったのなら止められ ませんが。