買取も活発なホビー、プラモ製作のイロハ

シール貼り

シールを貼ってもうすぐプラモデルも完成です。

最近のプラモデルやより精巧な作りになっており、仕上げ用にスライドマークが 同梱されているものも多くあるようです。 せっかくですのでこれを使わない手はありませんし、ないと物足りないばかりか 未完成のままになってしまうのできっちり利用しましょう。 普通のシールならわざわざ説明する必要もなく誰でも貼る事ができそうですが、 水を使ったタイプだと初めて見た人は困惑するかもしれません。 使い方はまず台紙からその部分だけを切り取って水の中にしばらく沈めます。 丸ごと水に漬けるとそのまま一気に作業をやりきらなければならなくなるので、 あせらずに一箇所ずつ完成させるつもりでいきましょう。 箱から取り出したままだと一枚の台紙に全てのデカールが収納されており、これを 全部水の中に入れてしまうと全部のデカールを速やかに貼らないとダメになって しまうので絶対にやってはいけません。 切り取る範囲ですが図柄の周囲0.3~1.0ミリのニスを残してカットするのが 最も美しいとされるので、ハサミで大まかなサイズに切ってからカッターでギリギリ を狙って調整するのがいいでしょう。 それよりも近接した距離、0.1ミリを残してカットしようとするのは切断する 位置と図柄があまりに近すぎて、カット時に図柄にゆがみが生じることがあるので 適度な余裕を持たせるようにしてください。 カットできたらお湯か水に漬けると台紙から剥がれますので、指定された場所に 角度にも気をつけて貼り付けます。 粘着面のあるシールみたいにベリッと「剥がす」のではなくなんの抵抗もなく ツルリと台紙から離れるのが水デカールですので、もしツルリといかないようなら もう一度水の中に数秒入れて分離しやすくしてみましょう。 無理に台紙から剥がそうとすると簡単にビリっと破れてしまうので、ヤバイなと 思ったらUターンしてお水の中に戻す勇気も必要です。 攻めることが常に良い結果を生むとは限りません、無謀なチャレンジはほどほどに して繊細な作業を心掛けましょう。 とにかく一旦水の中に入れてからは乱暴に扱うとすぐに破れてしまうので丁寧に ゆっくり優しく触れるようにしましょう。 そっと中に空気が入らないように注意していい位置に固定したらそのまま乾かせば オッケーで、普通のシールよりも自然な見栄えです。 表面に凸凹が少ないのがデカールのメリットで、表面に印刷されているように 見えるためリアリティーを重視するマニアでなくともシールよりもワンランク上 のアイテムと認めています。 ホビーの世界でどちらかを選べるチャンスはそうないのですが、もし付属品として 用意されていたのならぜひとも活用したい一品でしょう。 だたし先ほどもいった通り破れやすいので扱いに慣れるまでは大変かと思います。 慎重になりすぎるくらいで丁度いいので、貼り付ける表面に載せたら指先で位置を ずらすのではなく麺棒でそっと調整するなどとにかく優しくしてあげましょう。 引っ張りすぎて少し破れたとしても慌てずに形を整えれば修復は可能ですが、 ぐるりとデカールが巻かれてしまったらもうアウトです。 その場合は諦めてなかった物とするか、そのシンボルマークを自分で描き込むしか 残された手はありません。 お金に余裕があればもうひとつ同じ品を買ってその中からデカールだけを使うと いう方法もありますが、残りを買取してもらったとしても割高な出費になるので 素人向けの解決策にはなりません。 もし同じ趣味を持つ友人や先輩がいたらそのデカールが余っていないか聞いてみる とか、ネットオークションに出品されていないか探すのもいいですが、あまり期待は できませんし自分が失敗しないようにすることが先決です。